『551蓬莱』と『蓬莱本館』の豚まんの両方を買って食べ比べをしたので、正直な感想をお伝えします。
難波・梅田・天王寺・新大阪など大阪主要ターミナル駅で購入できる551蓬莱の豚まん。
今や大阪土産と定番となっており、新大阪駅構内の551店舗(アルデ店、エキマルシェ店、ソトエ店など)は新幹線乗車前に豚まんやエビシュウマイ、中華弁当を買い求める人達でいつも大行列ができています。
新大阪駅構内の551店舗の場所と混雑状況・待ち時間の目安の現地取材結果は、次の記事でお伝えしています。
そんな大人気の551蓬莱の豚まんですが、実は大阪には『蓬莱(ほうらい)』と名前の付く豚まんのお店が二つあるのをご存じでしょうか?
一つ目が大阪名物として知名度の高い『551蓬莱』、そしてもう一つが『蓬莱本館(ほうらいほんかん)』です。
みんながご存じの『551蓬莱・本店』がこちら↓
- 住所:〒542-0076 大阪府大阪市中央区難波3-6-3【地図】
- 最寄駅:各線なんば駅
- 最寄り駅からの距離:200m(徒歩3分)
- 営業時間:テイクアウト10:00-21:30、レストラン11:00-21:30、お弁当11:00-21:30
- 休業日:第一、三火曜日※
- TEL:06-6641-0551
もう一つの蓬莱、『蓬莱本館』の店舗がこちら↓
- 住所:〒542-0076 大阪府大阪市中央区難波3-6-3【地図】
- 最寄駅:各線なんば駅
- 最寄り駅からの距離:210m(徒歩3分)
- 営業時間:11:30-15:00、レストラン15:30-20:30
- 休業日:水曜日
- TEL:06-6634-6836
「お店には行ったことがないけど、この『蓬莱』のロゴは見たことがある!」という方もいるかと思います。
それもそのはず。実は新大阪・梅田・難波駅のお土産売り場の冷凍コーナーには『蓬莱本館の豚まん』も並んでいるため、なんば戎橋筋商店街の店舗に行ったことがない方も無意識に商標ロゴを見ているわけです。
ではそもそも551蓬莱と蓬莱本館は、どうして同じ【蓬莱】の名前がついてるのか?
「もしかしてどちらかが名前をパクったの?」と疑問に感じる人も少なからずいるはず。私も理由を知る前はそう思っていましたが、もちろんは間違いです。
そこで本記事では、551蓬莱と蓬莱本館が同じ名前の理由をお店の発祥の話も含めてお伝えします。また実際にそれぞれの豚まんを自腹購入して食べ比べてみたので、そのレビューも併せて紹介します。
551と蓬莱本館の違いや、2つの蓬莱の豚まんを食べた正直な感想・口コミを知りたい方はぜひチェックしてください。
551蓬莱と蓬莱本館は違うお店?【ルーツは同じだった】
『551蓬莱』は株式会社蓬莱、『蓬莱本館』は株式会社蓬莱本館が運営しており、それぞれは別の企業です。
『ガスト』と『ステーキガスト』のように、同じ企業が運営しているグループ店舗ではありません。
ではどうしてそれぞれに【蓬莱】という名前が付いているのか?
それは発祥が同じお店だからです。二つの蓬莱の始まりは、昭和20年に3名の台湾の方が始めた『蓬莱食堂』という飲食店。
しかし昭和39年、蓬莱食堂を立ち上げた3名は営業方針の違いによって道を分かつことになります。そこで誕生したのが、蓬莱の名前がついた『551蓬莱』『蓬莱本館』『蓬莱別館』の三つのお店です。
それらの内、『蓬莱別館』は飲食業からは撤退。そのため現在は『551蓬莱』と『蓬莱本館』の二つのお店があるというわけです。
なおルーツは同じですが、上述したように現在は運営元も異なる完全に別の企業。同じなのは中華点心がメイン商品であることと、どちらも豚まん(肉まん)が人気商品であること、そして名前に蓬莱が付いていることぐらいです。
実際に食べ比べてわかりましたが、二つのお店の豚まんは全く別物でした(詳しいレビューは後述します)。
戎橋筋商店街(難波)なら『551蓬莱』と『蓬莱本館』のどちらの商品も買える
『551蓬莱』は難波・心斎橋・梅田・天王寺・堺など、主要ターミナル駅の構内や駅近くにあるので、アツアツ出来たてを手に入れやすいです。
では蓬莱本館の商品が買える店舗はどこにあるのでしょうか?
蓬莱本館の店舗があるのは551蓬莱の本店と同じ、難波の戎橋商店街。それも目と鼻の先です。
『551蓬莱・本店』からマクドナルドを挟んで2軒隣が『蓬莱本館』。位置関係は以下の通り。
(南側)551蓬莱-マクドナルド-蓬莱本館(北側)
信じられないぐらい近い立地です。つまり戎橋筋商店街に行けば、『551蓬莱』も『蓬莱本館』のどちらも豚まんを買うことができます。
徒歩1分の距離なので、激近いです笑
さらに両店共にがテイクアウトだけじゃなくレストランも併設しているので、店舗内で出来たての豚まんや焼売や、エビチリ、炒飯、麻婆豆腐、海鮮焼きそばなどのメニューも食べられますよ。
551蓬莱と蓬莱本館の豚まんを食べ比べ
実際に『551蓬莱の豚まん』と『蓬莱本館の豚まん』を購入して、食べ比べをしてみたのでそれぞれの味の特徴を詳しくレビューします。
■551蓬莱の豚まん↓
- 値段…420円(2個入り)
- 1個あたりの価格…210円
- 重さ…130g
- カロリー…292kcal
■蓬莱本館の豚まん↓
- 値段…360円(2個入り)
- 1個あたりの価格…180円
- 重さ…120g
- カロリー…308kcal
値段はどちらもが1個あたり210円と180円で、蓬莱本館の方が30円安い(約14%)です。
持ったとき重さは551の豚まんの方がややズッシリ感はありました。商品情報を見ても551の方が10g(約8%)重いです。
ただ肝心なのは味。「30円の値段」や「10gの重さ」の違いなんて、美味しければ特に気になる差ではありませんからね。
では早速食べ比べてみましょう!
まず生地ですが、551がモッチリと弾力のある生地に対して、蓬莱本館はふっくらフワフワ系。
噛んだ時に押し返してくる弾力のある生地が好きな方は551がおすすめですが、柔らかいパンのようなフワフワ感が好きな方には蓬莱本館の豚まんがおすすめです。
ちなみに外側の見た目もかなり違います。551はドラクエのスライムのように先の尖った形状していますが、蓬莱本館はまん丸でつるつる。光が反射して光るほど美しいお饅頭型の形状です。
また中の具材もかなり違います。551は胡椒などの香辛料が効いた割とスパイシーな味付けですが、蓬莱本館は割と優しめのテイスト。
■蓬莱の豚まんの断面↓
■蓬莱本館の豚まんの断面↓
また551は豚と玉ねぎが中心の具材ですが、蓬莱本館はそれ以外にもシイタケが入っており食感のアクセントも楽しめます。
そのため香辛料の効いているパンチの味付けが好きな方は551、一方で香辛料が苦手でシイタケは好きという方は蓬莱本館がおすすめです。
それぞれの豚まんをおすすめのする人をまとめると、次のような方たちです。
- モチモチ系の生地が好き
- 香辛料(胡椒など)が強めでも大丈夫
- パンチの効いた味が好き
- シイタケが苦手
- ボリュームのある豚まんを食べたい
- やわらかいフワフワ系の生地好き
- 香辛料は苦手
- シイタケが好き
- 1円でも安い豚まんがいい人
ちなみに私はモッチリ系の弾力のある生地とパンチのある味が好きなので、個人的には551蓬莱の豚まんの方が好みでした。
あの他の中華まんには無い、唯一無二をモチモチ生地がたまらないんですよね。
ただ蓬莱本館の豚まんが不味いというわけでなく、シイタケ入り餡がとても美味しくて満足できるお味でしたよ。
前述したようにどちらも戎橋筋商店街内で買えるので、難波に訪問した際にはぜひ味比べをしてみてください。
まとめ
今回の記事では551蓬莱と蓬莱本館の違いやお店のルーツ、豚まんの食べ比べた結果を紹介しました。
家族と一緒に豚まんを食べ比べ、「あーだこーだ」と意見を言い合うのはすごく楽しかったです。何よりどちらの豚まんも1個あたりの200円前後とリーズナブルなのがいいですよね。
インフレの影響で何もかもが値上がりの時代に、この価格は消費者にとってはありがたい限りです。
なおどちらもお店も通販もしていますので、大阪の難波まで来るのは難しいと方もネットから注文が可能です。
豚まんの食べ比べをした方は、どちらが美味しかったかぜひコメント欄で教えてくださいね。
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