商売繁盛の神様・戎様(えびすさま)が祀られた大阪・今宮戎神社(通称えべっさん)の行き方を写真付きでわかりやすくお伝えします!
今宮戎神社は最寄り駅を降りてすぐなので、遠方から来られる方も迷うことはありませんよ。
左脇に大きな鯛を抱えて、右手には大きな釣竿を持ち、にこやかな表情が特徴の七福神の一人である戎さま(恵比寿さま)。
元々は大漁と海の平穏をもたらす、漁業の守り神でしたが、現在は商業の繁栄を授ける「福」の神様として、大阪、兵庫、和歌山、栃木、長野、広島などの神社で祀られています。
それらの神社の中でも最も有名なのが、大阪市浪速区にある『今宮戎神社(通称:えべっさん)』(最寄り駅は南海高野山の今宮恵比寿駅)。
「商売繁盛で、笹もってこい♪」の歌がおなじみのあのお祭りが催されているあの神社です。
- 住所:大阪市浪速区恵美須西1丁目6-10【地図】
- 最寄駅:南海高野線・今宮戎駅
- 駅からの時間:徒歩1分(80m)
- 営業時間:9:00-17:00
- 行事:十日戎(1月9-11日)
- TEL:06-6643-0150
ちなみに大阪人は神様のことを親しみを込めてさんづけで呼ぶ習慣があるので、戎様ではなくえべっさんが地元民の正しい呼び方。決して間違ってはいません。
住吉大社は「すみよっさん」だし、石切劔箭神社(石切神社)は「いしきりさん」です。
すみよっさんって近所に住んでるおじさんのあだ名みたいな呼び名ですが笑
なお今宮戎神社で1月9日・10日・11日の三日間に開催される『十日戎(とおかえびす)』というお祭りでは、大阪市の地元民だけでなく国内外から多くの観光客が訪問。
なんとその3日間だけで、約100万人の参拝があるほどです。お正月をとっくに過ぎた1月の中旬にも関わらず、それだけの人が訪れることを考えると大阪人がどれだけえべっさん好きかがよくわかります。
十日戎の三日間の内、9日は宵戎(よいえびす)、10日は本戎(ほんえびす)、11日は残り福と呼ばれています。
ちなみに境内にずらりと並んだ福むすめ※(福娘)に、笹を飾りつけしてもらえるのも十日戎のタイミングだけです。
そこで今回の記事では、そんな大阪人に大人気の今宮戎神社へのアクセス・行き方をわかりやすく解説します。
また福笹をもらう方法や、縁起物を飾り付けてしてもらう方法もお伝えするので、これからえべっさんへ行こうと考えている方はぜひチェックしてください。
えべっさんには『南海高野線』でアクセスするのが一番簡単!
今宮戎神社へ行くには難波方面、和歌山方面のいずれからアクセスする場合も『南海高野線』を使うのが便利。
最寄り駅は難波から一駅の『今宮戎駅』です。
近鉄、阪神、JR、地下鉄(御堂筋線・四つ橋線)で来られる方は、各線の難波駅の到着後にまずは南海電車の難波駅を目指してください。
地下街のなんばウォークには『南海電車』の難波駅を示す案内版が数多く設置されているので、その案内板に従えば迷わずに行けるでしょう。
南海電車・なんば駅に到着したら、あとは高野線の普通(各駅停車)に乗って今宮戎駅へ向かってください。南海なんば駅のホーム1-4番線が南海高野線の発着線です(改札入って左側)。
『今宮戎駅』に着いたら、階段を下りて改札を出てください。改札は一つだけなので迷うことはありません。
改札を出る前の階段途中にトイレがあるので、トイレを利用したい方はこちらを活用してください。改札を出るとトイレはありませんので。
改札を出たら左手に進んでください。横断歩道の先、左手に見えるのが今宮戎神社です(右手はコンビニのセブンイレブン)。
十日戎の時期は、駅を利用する人の約9割が今宮戎に向かうので人の流れについていけば勝手にえべっさんに到着できます。
福笹をもらう方法【無料】
「えべっさんにお参りしているみんな持っている笹ってどうやったら手に入るの?」と疑問に持っている方も多いはず。
あれは『福笹(ふくざさ)』と呼ばれているものであり、今宮戎神社の笹お渡し所で貰うことができます。笹だけならお金は必要ありません、無料(タダ)※です。
※後述する縁起物を笹に付けるにはお金が必要です。
貰える場所は本殿(正面にあるお賽銭を入れる場所)の左右の二か所の『笹お渡し所』。
参照:今宮戎神社
『笹お渡し所』では神職の方が、福笹を持ち上げて振っているので、その笹が欲しい場合は手を上げて「こっちにお願いします!」と声かけましょう。声を出すのが恥ずかしい場合、視線を送って(アイコンタクト)手を上げていればいつかは貰えます。
ちなみにお渡し所の前には大勢の参拝客が腕組みをして笹を見ていますが、あれはより良い笹が出てくるのは待っているのです。
自分の好みの大きさ、青々しさの笹が登場したら、「それちょーだい!」と手を挙げるわけです。
ただみんなに選ばれなかった笹だからと言って決してご利益が無いわけじゃありません。
残り物には福があるという言葉もあるぐらいなので、むしろ選ばれなかった笹の方が逆に幸運をもたらすかもしれませんよ。
福笹に縁起物を飾って貰う方法【2024年の縁起物の値段】
本殿の左手には『福笹授与所』があり、十日戎の開催時にはそこにズラリと福むすめが並んで、お願いすれば縁起物を福笹に取付けるご奉仕をしてくださいます(福笹は前述した笹お渡し所で事前に貰っておくこと)。
ただし福笹と違い、縁起物は有料(初穂料。お納め)が必要です。
ちなみに2024年最新の縁起物の値段は、だいたい1個2,000円です。笹を派手に飾ろうとすると、1万円を超える初穂料がかかります。
- 福よせ:福をすくい取る
- 戎稲蓬莱(えびすいなほうらい):富の象徴の稲の飾り
- 福袋:福をためる
- 宝船:福を運んでくる
- 福槌(ふくつち):富を産みだす
- 大判:昔の大金
- 茅の輪戎(ちのわえびす):お清めの輪
しかし別に縁起物が数が少ないからと言って、幸運が訪れないわけじゃありません。あくまで気持ちの問題なので、予算に合わせた縁起物を選べば良いでしょう。
お納めが少ないから福を与えないぞなんて器の小さい者が、福の神になれるわけがありませんからね。
縁起物の数はあくまで気持ちの問題ですよ。
まとめ
今回は大阪・今宮戎神社、通称えべっさんの行き方(アクセス)や、えべっさんでの福笹の貰い方、縁起物(飾り)の値段について解説しました。
えべっさんでの十日戎は1月9日、10日、11日の3日間開催されますが、最も混雑するのは10日の本戎です。特に土日祝と本戎が重なった時に、夜の人混みは危険なレベルです。
そのため混雑をさけてお参りしたい方は、9日(宵えびす)、11日(残り福)の日中がおすすめ。そのタイミングで行けば、境内も出店(露店)空いているのでゆっくり散策できますよ。
ただし出店の内、グルメ系は朝早い時間は営業していないので、出店も楽しみたい方は12時以降の参拝するのが良いでしょう。
なおえべっさんに参拝時の拝殿への正しいお参りの方法は、他の神社(住吉大社など)への参拝と同じく二拝二拍手一拝です。
二回お辞儀をして、二回拍手してお願いごとを祈る、最後に深くお辞儀をして終了。
正式参拝方法は次のブログの記事が参考になります。
参考ブログ【住吉大社の回り方】正しい参拝方法と参拝ルート・順番
ぜひ大阪の商売繫盛のお祭り、えべっさんを楽しんでくださいね!
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